谷川岳登山指導センター~蓬峠分岐~林道入口【道標A区間】

谷川岳登山指導センター~蓬峠分岐~林道入口【道標A区間】

標高1,529mの蓬峠を越えて新潟と群馬の上越国境での古くからの往来を感じることができる区間です。
また戦国時代末期、上杉謙信が関東出兵の際に使ったとされ、その後も上州と越後を結ぶ物流の重要ルートであった「旧清水街道」の一部を歩ける区間です。谷川岳山岳資料館から一ノ倉沢出合の間所々に残っている石垣に当時の様子を垣間見ることができます。


谷川岳ロープウェイ

土合口駅から標高1,319mの天神平駅間をバリアフリー化されたゴンドラでどなたでも気軽に空中散歩を楽しむことができます。
春は残雪の山々や雪解けから顔を出す高山植物達を鑑賞したり、夏には谷川岳登山や避暑を求め、秋は燃え咲く紅葉、冬には白銀の山々の鑑賞と四季折々、それぞれの特徴ある自然を満喫することができます。


谷川岳山岳資料館

谷川岳を中心とした豊富な山岳資料を展示してあります。
また、群馬県山岳連盟によるヒマラヤ登頂資料やチベット ダライ・ラマの親衛隊長を務めた群馬県出身の冒険家・矢島保治郎の資料も展示してあります。

谷川岳山岳資料館

一ノ倉沢

日本3大岩壁の一つの大絶景。真夏に見る一ノ倉の残雪は圧巻。アルピニストを惹きつけてやまない岩壁は一見の価値あり。
谷川岳ロープウェイ土合口駅ロータリーより電気ガイドバスの運行もあります。

一ノ倉沢出合を通る旧道は「旧清水街道」と呼ばれ、1885年9月に国道8号線(注:現在の国道8号線は全くほかの路線)として開通した当時は、馬車同士がすれ違う事も出来たほどの幅員の広い車道でした。今もなお所々に残る石垣に当時の様子をかいま見ることができます。

一ノ倉沢

白樺避難小屋

標高1,267m付近の避難小屋
・水場 清水峠方面へ約10分の沢
・収容人数4名

白樺避難小屋

蓬峠

蓬峠(よもぎとうげ)は、群馬県利根郡みなかみ町と新潟県南魚沼郡湯沢町の間にある標高1,529mの峠です。
古くから上越国境を越える道として知られていました。郷土史によれば背負商人と呼ばれる人々が新潟側と群馬側の物々交換のために通ったということです。
蓬峠付近は笹原に覆われ、夏は多くの高山植物が観察できます。

蓬峠

蓬ヒュッテ

標高1,529m蓬峠付近の有人営業小屋
期間:6月~10月※冬季は避難小屋
・水場 蓬ヒュッテより10分
・収容人数20名 ※宿泊は事前予約が必要です
・問合せ先 高波菊男TEL:025-787-3268

蓬ヒュッテ

大源太キャニオン

東洋のマッターホルンとも呼ばれている大源太山を背景に、全国で最も古いアーチ式砂防ダムで堰き止められた湖の大源太湖一帯は景勝地「大源太キャニオン」として親しまれています。キャンプやアウトドア体験も楽しめます。

大源太キャニオン

アクセス

SCT道標 みなかみ町 A101(指導センター前)
・谷川岳ロープウェー駅(JT39)バス停[関越交通]
より徒歩2分
・JR土合駅
より徒歩20分

SCT道標 湯沢町 A207(林道入口)
・大源太キャニオン(YD32)バス停[南越後観光バス]
より徒歩5分

区間注意事項

白樺避難小屋から蓬峠間は沢と岩場が続き歩きにくい箇所もあります。
山の経験や体力も必要となります。

みなかみ町 A101~みなかみ町 A110の区間は、例年11月下旬~5月中旬まで積雪があります。
みなかみ町 A110~湯沢町 A201の区間は、例年11月下旬~6月上旬まで積雪があります。
湯沢町 A206~湯沢町 A201の区間は、例年11月下旬~5月上旬まで積雪があります。

コース状況問い合わせ先

・みなかみ町役場観光商工課
TEL:0278-25-5017
・湯沢町役場観光商工課
TEL:025-784-4850


距離 18km

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詳細地図

2万5千分の1地形図にSCT道標とバス停、駅、区間注意事項を記載してあります。

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